遺伝情報をデザイン、カイコに新機能 農研機構の瀬筒氏
科学記者の目 編集委員 滝順一
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昆虫の優れた機能を新素材や医薬品開発に利用する研究が進んでいる。農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は人間が過去5000年間の長きにわたって家畜化してきたカイコを使い、環境負荷の小さい新素材、医薬品原薬の生産システムの確立に挑んでいる。同機構の生物機能利用研究部門の瀬筒秀樹・絹糸昆虫高度利用研究領域長は、さらに一歩進んで、ゲノム編集で望みの機能を昆虫に持たせる「インセクトデザイン」を提唱す...
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