/

新国立劇場バレエ団「白鳥の湖」 吉田都芸術監督で

バレリーナとして国際的な実績を誇る吉田都芸術監督が2020年秋に就任して以来、勢いを増す新国立劇場バレエ団が「白鳥の湖」を新制作する。1981年に初演され、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエなどで上演されているピーター・ライト版で、吉田監督の就任第1作として昨年秋に披露される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期になった。「大変だったとはいえ、この1年は実りも多く、ダンサーが大きく成長した。この作品を踊るには今がベストのタイミング」と吉田監督は自信を見せる。

ピーター・ライトは吉田監督が英国で活躍した時代の恩師で、ドラマチックなバレエを得意とする振付家だ。「彼の作品はロジカルで、すべての役に明確な役割がある。これを踊ることで、新国立劇場バレエ団のダンサーに、演じる喜びを知ってほしい」と吉田監督は語る。

観客にとっても分かりやすいという。冒頭にある葬儀や、友人ベンノの動きから、ジークフリード王子の置かれた状況や心理が浮かび上がる。シェークスピア劇のような重厚な衣装や舞台装置も特徴だ。「白鳥の湖」はクラシック・バレエの中でも多様な版があり、結末も悲劇とハッピーエンドの2種類があるほどだが、ライト版は、大筋は元のロシアの版を踏襲しつつ、数人が同じ衣装で踊るのが通例の役も一人ずつキャラクター分けをするなど、独自の解釈を加えている。

主役のオデット/オディールを踊るのは4人。そのうちの1人の米沢唯は「以前は、白鳥の湖を踊ることを修業のように感じていたが、吉田監督らの指導を受けて、楽しい、面白いと思えるようになった」と手応えを語る。上演は10月23日~11月3日、東京の新国立劇場。11月7日、長野県上田市のサントミューゼ。

(瀬崎久見子)

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン