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宇宙誕生の瞬間探る ノーベル賞に挑む日本の衛星

科学記者の目 編集委員 小玉祥司

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが進める、宇宙の始まりの理論を証明する天文観測衛星の開発が本格化する。米航空宇宙局(NASA)との協力が実現せずいったん行き詰まったが、フランスなどと協力して2028年度の打ち上げに向けて動き出した。観測で理論を証明できれば日本人研究者のノーベル賞につながる期待が高い。

天文観測衛星「LiteBIRD(ライトバード)」は宇宙の始まりとされるビッグバンより前の、宇宙が誕生する瞬間に関する理論の証明をめざす。「インフレーション理論」と呼ばれるこの理論は、佐藤勝彦・東京大学名誉教授と米国のアラン・グース博士が1980年代初頭にそれぞれ独立に論文を発表した。観測で理論が証明されれば、佐藤名誉教授らのノーベル賞受賞は確実と考えられている。...

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