リスク累積、緩和縮小目指せ 物価上昇局面の金融政策
細野薫・学習院大学教授
[有料会員限定]
ポイント
○急激かつ過度に円安の巻き戻し進む恐れ
○財政赤字膨張や非効率企業温存リスクも
○長短金利操作をやめ市場機能働きやすく
○急激かつ過度に円安の巻き戻し進む恐れ
○財政赤字膨張や非効率企業温存リスクも
○長短金利操作をやめ市場機能働きやすく
日銀以外の多くの中央銀行がインフレ抑制のために金融引き締めに動く中で、金融・為替市場が不安定になっている。本稿ではやや長期的な観点から、金融政策のあり方を考えたい。
日銀が初めて消費者物価指数(CPI)の上昇率に目標値を導入したのは、2001年3月に量的緩和策を導入したときだ...

マクロ経済学などを専門とする学者や有識者が内外の論文やデータを紹介しながら、学術的な視点から経済の動きをわかりやすく解説します。
関連企業・業界
企業: