売り上げ2位は防音室　楽器企業、「音」始末で新市場

「大怪獣のあとしまつ」という映画が今年、公開されていた。タイミングを逸し、鑑賞はできなかったが、タイトルを見るとイマドキの時代感覚を反映している。

昭和の怪獣が登場するウルトラマンなどのヒーロー映画は怪獣を倒すことが目的だ。目の前の敵を倒せば、世界の平和は守られる。それは作ったモノを売るという一義的な目標を実現すれば、完結してしまう昭和の経済モデルと似ている。

ところが今は複雑だ。たくさん作り、...