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森口博子、ガンダムソングカバー3部作の最終章

歌手の森口博子が人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの楽曲を歌うカバーアルバム「GUNDAM SONG COVERS 3」を9日に発表する。2019年の「GUNDAM SONG COVERS」、20年の「同2」に続く第3作だ。「これが3部作の最終章。ノスタルジーに浸るだけでなく、未来に向かっていく作品に仕上がりました」と手応えを語る。

1985年、17歳の時に「機動戦士Zガンダム」のオープニングテーマ「水の星へ愛をこめて」でデビューした。「歌手になりたいという4歳の頃からの夢をかなえてくれた運命の作品です」と振り返る。以来、各年代ごとに同シリーズの楽曲を歌ってきた。3部作はほかの歌手が歌ったガンダムソングのカバー集で、第3作では男性歌手の曲を取り上げている。

今回取り上げた中の一曲「ターンAターン」の原曲は99年に西城秀樹が歌った。「当時、秀樹さんから電話をいただいて『博子ちゃんはガンダムの歌に関しては先輩だから教えてほしい。ガンダムってどんな作品なの?』と尋ねられたのが印象に残っています。人間関係が複雑で、とても壮大な物語ですと答えた記憶があります。まさか自分がカバーすることになるなんて」と振り返る。

79年放送開始のシリーズ第1作「機動戦士ガンダム」のオープニングテーマ「翔(と)べ!ガンダム」はジャズのビッグバンドがバックを固める。「どう聴かせればいいかと考えていたら、ジャズのサウンドが頭に浮かびました。第3作の制作に向けた企画会議の際に、私がスキャットでドゥドゥドゥ、パラパラ~っと歌って『こんな感じにしたい』と提案して方向性が決まったんですよ」と明かす。実際の編曲はトロンボーン奏者の西村健司が担当した。

88年公開の映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の主題歌「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~」は原曲を演奏したTM NETWORKの3人(小室哲哉、宇都宮隆、木根尚登)がコーラスで参加している。小室が新たにアレンジも手がけたのも話題だ。 

「ガンダムの曲はどれも壮大でメッセージ性が強い。魂を込めて歌わないとなかなか聴き手に伝わらないのですが、同時に自分を俯瞰(ふかん)する冷静さも保っていないと、曲に入り込みすぎて過剰になってしまう。そのバランスが難しい」と話す。

さらに「主題歌はファンの心の中で映像や物語と一体になっているので、ここは崩してはいけないというポイントがあります。そこを押さえながら、いかに森口博子の息吹を入れて新鮮さを出していくか。そのさじ加減を考えるのは本当に楽しいですし、名曲をカバーして後世に伝えていくうえで重要な点だと思っています」と語った。

(吉田俊宏)

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