山本耀司(26)拡大路線
辣腕入社「不可能」を実現 業界に「資本の論理」、退場者続々
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時の流れなのだろう。
1990年代から2000年代にかけてファッション業界は「資本の論理」が幅を利かせる時代に突入する。
仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンなど大手資本が独立系ブランドを次々に買収し、業界の集約化が進んだ。これに伴いデザイナーが創業したブランドで経営が危機に陥る企業も目立ってくる。
海外で活躍する日本人デザイナーの先駆け、森英恵さんも02年に民事再生法の適用を東京地裁に申請し、...

黒・穴あき・左右非対称をモチーフにした前衛的な服作りで、ファッションデザイナーの山本耀司さんは世界のモード界に衝撃を与えました。父が戦死し、東京・歌舞伎町に洋装店を開いた母に育てられたことで、自立したキャリア女性のための服作りに目覚めます。映画界の巨匠、北野武さんやヴィム・ヴェンダースさんとの交遊秘話もまじえながら、起伏に富んだ半生を紹介します。
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