ヒーロー不在の管理主義への疑義 松坂の置き土産は
編集委員 篠山正幸
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西武・松坂大輔(41)が、23年間のユニホーム生活に別れを告げた。記憶に残るのは球数にかまわず投げ続け、マウンドを我が物としていた姿だ。投手の分業化が進んだ今、もう大エースの生まれる余地はないのか。いや、もしかすると、投手にたがをはめる時代の方が間違っているのか……。松坂が去ったマウンドに、大きなクエスチョンマークが残された。
何イニング、何球でも投げられた松坂
松坂がプロ初完封を記録したのは1...

プロ野球やアマチュア野球、ソフトボールなどの球技で日々奮闘する選手やスタッフたちの姿を描くコラム「勝負はこれから」。日本経済新聞の篠山正幸編集委員が担当します。