脱炭素政策の理想と現実、進まぬ議論
科学記者の目 編集委員 滝順一
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<訂正>「日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談役協会」とあったのは、「日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会」の誤りでした。
「まだこんな議論を」。参加者の一人がこう漏らした。2050年のカーボンニュートラルに向けて再生可能エネルギーや原子力発電のありようを議論する経済同友会主催のオンライン会議でのことだ。再生エネ100%でいけるか。原子力や火力にも依存するか。これまでも繰り返されてきた議論だった。30年後の脱炭素が国の目標に掲げられた今なお国民的な議論は未成熟だ。もうひとまわり議論を深く広くするにはどうしたらよいのか...
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