米国株「独り勝ち」に死角 GAFAMを待つ「壁」
編集委員 川崎健
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米国株がまるで世界を覆ってしまうような勢いだ。2021年の世界の株式市場を振り返ると、米国株の「独り勝ち」がさらに鮮明になった。GAFAMやテスラなど10銘柄に満たない巨大テック企業がけん引し、代表的な世界株価指数に占める米国株の時価総額シェアは6割を突破した。圧倒的な強さを示す米国株に死角はないのか。
日本の投資信託市場で毎月500億~800億円が入りつづけている人気ファンドがある。三菱UFJ...
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