オスカーに映る「竹の天井」 アジア系偏見、米国になお
本社コメンテーター 小竹洋之
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SFアクション映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」は、マルチバース(多元宇宙)を舞台に展開する家族の対立と和解の物語だ。リアルとバーチャルが交錯する世界を描いた「マトリックス」と、どこか似たような印象を受ける。
奇抜で難解なシーンの連続に、視聴者の賛否は割れるだろう。それでも第95回の米アカデミー賞で7部門を制した事実は消えない。闘う主人公エヴリンを演じ、アジア系で初めての...
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経済部次長、ワシントン支局長、上級論説委員兼編集委員などを経て現職。日米での取材経験を生かし、マクロ経済や国際情勢について幅広く論評する。単著に「迷走する超大国アメリカ」、共著に「技術覇権 米中激突の深層」「米中分断の虚実」。
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