「博士活躍へ産学変われ」 渡辺光一郎・中教審会長
教育岩盤・揺らぐ人材立国 識者に聞く
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日本の近代化と経済成長を支えた「人材立国」のモデルが揺らいでいる。教育の機能不全を招いた岩盤を砕くには何が必要か、有識者にインタビューした。中央教育審議会会長を務める渡辺光一郎第一生命ホールディングス会長が指摘したのは、高度人材育成の期待が高まる大学院の課題だ。
――平成の30年間に企業の競争力と大学の研究力が同時に落ちました。
「ものづくり・大量生産型の社会が情報化・グローバル化した社会へと...

「岩盤」のように変化を忌避する日本の学校教育。新しい試みに背を向けたままでは、国際化やデジタル技術の進展、新型コロナウイルス禍という時代の転換期をけん引する人材は育たない。「教育岩盤」の実態と打破をめざす動きを追った。
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