/

宝塚星組「ロミオとジュリエット」恋もダンスも見せ場

宝塚歌劇星組が東京宝塚劇場でミュージカル「ロミオとジュリエット」(ジェラール・プレスギュルヴィック作、小池修一郎潤色・演出、稲葉太地演出)を上演した(緊急事態宣言で休演中。制限緩和後再開予定)。

対立する2つの家の男女の悲恋を描くシェークスピアの原作は、さまざまな作品に派生しているが、ミュージカルでは「ウエスト・サイド物語」が突出した名作であるがゆえに、続く作品が生まれにくかった。そんな中、2001年にフランスで初演されたこの「プレスギュルヴィック版」は、日本では宝塚歌劇や男女の俳優による舞台など繰り返し上演され、新たな名作に成長している。

主役の2人だけでなくロミオと対立するティボルト、神父、乳母ら主要キャストそれぞれに見せ場があり、鬱屈する若者のエネルギーが悲劇をもたらす構造が示される。主役2人が出会う舞踏会の音楽も、ビートがきいて現代の「クラブ」で流れていてもおかしくない。さらに「愛」「死」という役もアクセントになって、中世の物語を、現代の若者に分かりやすく伝えている。

ロミオ役の礼真琴(写真右)とジュリエットの舞空瞳(同左)は幼さの残る純粋な若者を嫌みなく表現して、ともに役にぴったりだ。特にこの作品に何度も出ている礼にとってロミオは当たり役といえる。また、このカップルはダンスも得意で、終盤の2人のデュエットは恋物語に負けない見せ場となる。

主要キャストのうち7つの役に2人ずつが挑戦している。公演日によって変化する舞台を見比べる楽しさもある。

(瀬崎久見子)

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン