米国株を待つ厳しい夏 「タカ派FRB」と神経戦
編集委員 川崎健
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久々に市場に姿を見せた今回のクマは、かなり手ごわいかもしれない。米国株は先週末、S&P500種株価指数が弱気相場(ベアマーケット)に一時突入した。クマを招き寄せたのは他でもない、インフレ退治の決意を強める米連邦準備理事会(FRB)だ。米国株には「タカ派のFRB」と神経戦を迫られる、厳しい夏が待っている。
ベアマーケットは52週高値からの下落率が20%を超える下げ相場を指し、この節目を割る
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