京都産の泰山タイル 戦前建築彩り全国に現存
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大正時代から昭和初期にかけて建築界を風靡した京都産のタイルがあった。工芸品として美を追求した「泰山タイル」だ。当時の最先端建築から市中の住宅や店舗まで、このタイルで鮮やかに彩られた建物が全国に現存し、近年再び注目を集めている。
建築家の遊び心
色とりどりのタイルが一面に広がる。「泰」「TAIZAN」と刻んだものもある。兵庫県西宮市にある武庫川女子大学の建築学部校舎「甲子園会館」では学生向けアート...

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