「構造的賃上げ」掛け声倒れも 市場創造、雇用改革に解
編集委員 水野 裕司
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政府は10月末にまとめる総合経済対策で「構造的な賃上げ」を打ち出す。成長分野への人材の移動を促し、中長期の賃金上昇をめざす。政策の方向性は妥当だが、すでに公表されている重点施策をみる限りでは、「労働移動」を持続的かつ強力に進められるかは疑問だ。優先順位が高い介護職などの賃上げも、具体策はみえてこない。
賃金低迷の背景に経済のサービス化
政府の「新しい資本主義実現会議」が10月初め、総合経済対策...
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