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薬師丸ひろ子「年重ねてわかる切なさ」歌手活動40年

歌手デビュー40年を迎え、ベストアルバム「Indian Summer」を発表した。女優と兼業を続けながらの40周年だ。「芝居の役はあくまでも役であって私ではありませんが、歌は違います。伝えたくない言葉は混じっていない。この言葉を伝えたいと心から思って表現できるから、歌うのはとても好きです」

「Woman"Wの悲劇"より」以来、37年ぶりに松任谷由実が「呉田軽穂」名義で書き下ろした新曲も収録した。「一人の女性の長い年月が凝縮された歌詞で、読めば読むほど泣けてきます。この悲しさや切なさは年を重ねた今だから分かるのですが、そんな歌を今の私に書いてくださったことにも感激しています」

主演した映画「セーラー服と機関銃」の主題歌を自ら歌って歌手デビューした。折り目正しい歌い方が新鮮だった。「怖い鬼監督(故・相米慎二)が最後の最後まで見張っている中で録音しました」と苦笑する。

「あの後に出会った松本隆さんや大瀧詠一さんたちは、デビュー曲のイメージのまま歌を書いてくださったし、歌い方を変えなさいとも言われませんでした。学校の体操服を着て出てきて、棒立ちで歌うような子が新鮮に映ったのでしょうね。そのまま今日まで生きてきてしまったわけです」

57歳になったが、高音の美声は健在。往年のヒット曲は今も同じキーで歌っている。「数年前、米国の演劇畑の方が考えた発声法を教わったんですよ。それが芝居だけでなく、歌にも役立っているのかなと思います。昔のヒット曲はもはや私から離れ、多くの方々の思い出に組み込まれている存在ですから、限りなく原曲に忠実に歌おうと心がけているんです」と語った。

(吉田俊宏)

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