米大統領も「参戦」の逆通貨戦争 日本劣勢で150円
編集委員 清水功哉
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円相場が32年ぶりに1ドル=150円台に下落した。円は2011年10月31日に75円32銭の戦後最高値を記録したが、それから11年で対ドルの価値がほぼ半分になった。
円売りが一段と進んだ背景にあるのが、「ドルの強さを懸念していない」とする15日のバイデン米大統領の発言だ。ついに米政権のトップまでがドル高容認の姿勢を示した。影響が大きいのも当然だろう。
普通、通貨に関する発言は財務長官にまかせる。...
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