グローバル化のヨーヨー 「縮み癖」の日本、出遅れるな
本社コメンテーター 小竹洋之
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グローバル化(グローバリゼーション)の真の起点をどこに求めるか。大航海時代が幕を開けた15世紀末、産業資本主義が勢いを増した19世紀半ば、米ソの冷戦が終結した1989年……。答えは識者によって様々である。
自著で大胆な説を世に問うたのは、歴史家のバレリー・ハンセン氏だ。北欧のバイキングや中国、インド、中東などの諸民族が陸海の交易路を開拓し、世界の結びつきを深めた「西暦1000年ごろ」にまでさかの...
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経済部次長、ワシントン支局長、上級論説委員兼編集委員などを経て現職。日米での取材経験を生かし、マクロ経済や国際情勢について幅広く論評する。単著に「迷走する超大国アメリカ」、共著に「技術覇権 米中激突の深層」「米中分断の虚実」。