子ども産みたい社会に 現役世代の負担軽減を
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結婚を望まない人、結婚しても子どもを持ちたくない人、結婚せずに子どもを持ちたい人。家族に関する価値観が多様化した今の日本が、少子化に克(か)つために必要なことは何だろうか。
それは子どもを望む人が、収入や世帯の状況に関わらず、希望する人数の子どもを持てる社会にすることだ。子どもを持たない人の選択を尊重した上で出生率を2に近づけるには、3人以上の子どもを育てる世帯が一定以上必要になる。
「子どもが...
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合計特殊出生率とは一人の女性が生涯のうちに産む子どもの数の平均のことで、人口を維持するには2.06~2.07が必要とされます。日本は終戦直後は4.0を超えていましたが、団塊世代が20代後半になった1975年に2を割り込みました。