経営に複雑さを許す覚悟を ダイバーシティー実践の課題
山田仁一郎・京都大学教授
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ポイント
○株主・外部役員は多様な利害・帰属を持つ
○たゆまぬ変革を支えるストーリー共有を
○制度改革には継続と確たる見通しが必要
○株主・外部役員は多様な利害・帰属を持つ
○たゆまぬ変革を支えるストーリー共有を
○制度改革には継続と確たる見通しが必要
企業経営と組織全般でダイバーシティー(人材の多様性)が耳目を集めている。中でも役員会のあり方が焦点だ。取締役会における多様性については社会的な監視の目も厳しく、規制・法律・慣習の変化に伴って注目度も高まっている。
多くの実証研究は役員会を構成する変数、例えば外部役員の割合・...

経済学などを専門とする学者や有識者が内外の論文やデータを紹介しながら、学術的な視点から経済の動きをわかりやすく解説します。