ブラックホール撮影の国立天文台、若手「二刀流」に活路
科学記者の目 編集委員 青木慎一
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太陽系がある天の川銀河(銀河系)中心のブラックホールの撮影に成功した国立天文台のチームが、若手の雇用確保で新たな取り組みを始めた。企業社員と兼務する「二刀流」で研究を続ける方法を模索するほか、クラウドファンディングで寄付を募る。国の科学技術予算が伸び悩む中で、若手支援に必死だ。
5月12日午後10時、世界7カ所で同時に始まった銀河系中心のブラックホール「いて座Aスター」撮影に関する記者会見。東京...