深刻化する教員不足 「授業のプロ」確保へ各地で腐心
教育岩盤・迫る学校崩壊
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深刻化する教員不足が公立小中学校の教育活動に与える影響が大きくなっている。各教育委員会は社会人を対象にしたイベントを開くなど奔走。文部科学省も採用試験の前倒しを進める。質の高い人材を学校に呼び込むには待遇改善も含めた抜本的な対策が急務だ。
「担任の先生が来なくなった」。東京都内の小学3年生の母親は2022年秋、子どもから聞いて驚いた。2学期を前に担任教諭が退職。病気が理由らしいという。
代わりが...
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「岩盤」のように変化を忌避する日本の学校教育。新しい試みに背を向けたままでは、国際化やデジタル技術の進展、新型コロナウイルス禍という時代の転換期をけん引する人材は育たない。「教育岩盤」の実態と打破をめざす動きを追った。