中国の権威主義、途上国に浸透 ベンジャミン・ヤング氏
米バージニア・コモンウェルス大学助教授
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中国共産党は11月、100年の歴史のなかで3回目の「歴史決議」を採択した。習近平(シー・ジンピン)総書記(国家主席)を毛沢東、鄧小平と並ぶ党指導者と位置づけた。(一党独裁の)中国共産党は対外的には、外交窓口である中央対外連絡部(中連部)を通じ、権威主義的なモデルを発展途上国に広める。例えば、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国の政党と関係を構築し、深化させようとしているようだ。
習氏はこうした活動を、中...