日銀総裁の学歴サイクル 経済学部卒が政策を正常化?
編集委員 清水功哉
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夏の参院選が終わると、政権が来春就く次期日銀総裁の人事の調整に着手する――。政府・日銀内や市場関係者の間でよく聞く声だ。
2013年に就任した黒田東彦総裁のもと、日銀は異次元金融緩和政策で市場の環境を改善し、消費者物価上昇率がプラスになる「デフレでない状況」の実現に貢献した。評価すべき点だ。
一方で、当初2年程度での実現を目指した2%物価上昇率の達成には時間がかかった。ここにきてようやく実現しそ...
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