定数増「絶対に罰当たる」 馬場氏、細田議長発言批判

日本維新の会の馬場伸幸共同代表は12日の党会合で、細田博之衆院議長が「罰は当たらない」と主張した国会議員の定数増について「絶対に罰が当たる」と述べ、発言を批判した。「10増10減、もしくは10減でもいいとの勢いで国民に訴えていきたい」と呼びかけた。
細田氏は12日夜、各党の代表者らと議長公邸で懇談し「立場を自覚し、お騒がせする発言は控える」と述べた。複数の関係者が明らかにした。
立憲民主党の馬淵澄夫国対委員長は党会合で「議長の資質を含め、大きな問題がある。厳しく抗議しなければならない」と強調。共産党の志位和夫委員長は記者会見で「衆院議長が定数問題にコメントすることは許されない」と指摘した。
細田氏は10日に開かれた自民党議員のパーティーで「月額100万円未満であるような手取りの議員を多少増やしても罰は当たらない」などと語った。〔共同〕