従業員との合意を最優先に 企業統治の論点
岩村充・早稲田大学名誉教授
[有料会員限定]
ポイント
〇株主利益を重視しすぎる企業統治の誤り
〇リスクをとる経営が負担を生む可能性も
〇社外取締役を並べるだけの改革は卒業を
〇株主利益を重視しすぎる企業統治の誤り
〇リスクをとる経営が負担を生む可能性も
〇社外取締役を並べるだけの改革は卒業を
コーポレートガバナンスという言葉がある。訳せば「企業統治」となるのだが、日本では、これを「株主による企業支配」と同一視して、それを強化することが国を豊かにする道だと説かれ続けてきた。
だが、本当にそうだろうか。いくら社外取締役中心の経営に切り替えても、向上しない企業業績や、短...

経済学などを専門とする学者や有識者が内外の論文やデータを紹介しながら、学術的な視点から経済の動きをわかりやすく解説します。
-
【関心高い記事】
- 植田和男氏が寄稿した「経済教室」一覧