発掘調査の費用 歴史の重みで金額も積み増す
おカネ知って納得
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全国に約1900ある国史跡の2割が集積する関西では絶え間なく発掘が行われている。建物を建てるなど土地を開発する際、そこが「周知の埋蔵文化財包蔵地」つまり遺跡なら調査して記録保存するためだ。費用は開発する当事者に負担をお願いするのが原則。どのくらいかかるのだろう。
国史跡の数が全国一の奈良県の例をみてみよう。2020年度に奈良市の平城京跡で行った発掘は実働日数が延べ160日で約5500平方メートル...
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