血気に投資家の心意気 信越・金川哲学に経営者は学べ
本社コメンテーター 梶原誠
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信越化学工業の経営を社長、会長として33年間率いた金川千尋氏が1日死去した。同社の企業価値を高めて世界の投資家から高い人気を得たカギは、日本の経営者に希薄なアニマルスピリッツ(血気)だった。
金川氏が社長に就任したのは日経平均株価が1989年末に3万8915円の史上最高値をつけた翌90年。日経平均は89年末から3割以上低い水準に沈んだままだが、信越化学の株価は10倍に迫る。株式時価総額は昨年末で...
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