英語の出題傾向 変化は大学からの警鐘?
受験考
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早稲田大学国際教養学部の入試を終えたアカリ(仮名)が、その足で塾に報告にやってきた。やや興奮気味なのは試験直後のためか、と思ったが違った。英語の長文読解にミルの「自由論」が出題され、塾の授業中に触れていたおかげで気分を良くしたそうだ。
「国際」という名前を冠する大学は、英文雑誌記事を主とする時事英語を題材にする傾向が強い。そんな中にあって19世紀中葉の哲学的古典からの出題には、多くの受験生があぜ...
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