解散風吹く2023年 岸田首相に「サミット花道論」の壁
編集委員 清水 真人
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防衛費の大幅増額と増税案の骨格を何とか示した首相の岸田文雄。政局の長期カレンダーを眺めると、2023年5月の主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)を成功にこぎつければ、その後は衆院解散・総選挙を考えてもおかしくない。半面、政権運営を安定させないと、むしろ岸田退陣を迫る「サミット花道論」が自民党から出かねない。
24年に自民総裁選の剣が峰
「国民の生命や暮らしを守る裏付けとなる安定財源の確保は将...