東芝社長の「心理的安全性」 忖度がしぼませる血気
本社コメンテーター 中山淳史
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東芝が複数のプライベートエクイティ(PE)ファンドと意見交換をしていると先週、明らかにした。いずれも同社に株式非公開化などを提案する可能性がある「潜在的投資家」だという。
だが、必ずしも前提が非公開化というわけではないらしい。同社への投資に区切りをつけたいアクティビスト(物言う株主)の一部が検討を求めたから、というのが接触の理由のようだ。
背景には前の社長時代に起きた株主との関係のこじれがある。...
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自動車、電機など産業動向、経営トレンドに精通。編集委員、論説委員などを経て2017年2月より現職。「GEと東芝」「移動の未来」などで講演多数。2001年の米同時テロをニューヨーク駐在時に取材。アルゼンチン留学も。