「年収の壁」解消できるか 保険料徴収に控除新設、一案
高山憲之・年金シニアプラン総合研究機構理事長
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ポイント
○社会保障制度の個人単位化を極力進めよ
○年間給与換算額55万円以上は一律加入を
○派遣社員や請負就業者の不利益解消必須
○社会保障制度の個人単位化を極力進めよ
○年間給与換算額55万円以上は一律加入を
○派遣社員や請負就業者の不利益解消必須
パートタイマーをはじめとする短時間労働者の給与が一定額を超えると、社会保険料が天引きされるようになり、手取りが減る。それを嫌って、年間の就業日数や就業時間を減らす人が少なくない。いわゆる「年収の壁」といわれる問題で、人手不足を招く大きな要因となっている。
本稿では、この問題...

経済学などを専門とする学者や有識者が内外の論文やデータを紹介しながら、学術的な視点から経済の動きをわかりやすく解説します。
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