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マスターズのデシャンボー、3番パー4の1オン確信

5度目のマスターズ、練習ラウンドを前に練習場で打ち込むデシャンボー=AP

男子ゴルフのメジャー、マスターズ・トーナメントの公式練習が始まった。1番ティーを出て行くブライソン・デシャンボー(米国)の狙い目は、ほかの選手とはまるで異なっていた。右フェアウエーバンカーを避けて大半の選手はフェアウエー左サイドへと打ち出していくのに、デシャンボーはバンカーよりさらに右の松林の上空に可能性を見いだしていた。

「右の木の上を狙う?」と問われ、「イエス」。記者会見でのデシャンボーに迷いはなさそうだった。「オーガスタは飛距離が生かせるコース」。ティーショットの平均飛距離320.8ヤードは今季米ツアーで1位。条件次第では400ヤードも視野に入れる破格のロングヒッターは、3番パー4(350ヤード)は「今年こそ1オンしたい」、2019年にティーイングエリアが後方に下げられたばかりの5番パー4もフェアウエー左サイドに立ちはだかる巨大バンカーを「風次第で越えていく」と宣言する。

アマチュアで初出場した16年にローアマを獲得した21位がマスターズの最高順位。全米オープンを圧勝して迎えた20年11月のマスターズは、体調不良と雨の多い秋開催ゆえの軟弱なコースに苦しんで34位に終わった。3番ホールでは1オン狙いの打球がぬかるみに埋まり、無観客試合だったために落下地点の正確な目撃者がおらずロストボールとなる不運もあった。「ぬれたボールはどこへ飛んでいくかわからないところがある」

5カ月ぶりに訪れた捲土(けんど)重来の舞台は誰もが「最高の仕上がり」と口をそろえる。フェアウエーは硬く、グリーンは「超高速」。デシャンボーはそれが自身のゴルフにとって有利に働くと信じて疑わない。「もちろん、大変な人もいるだろうけれど、僕が勝った試合は振り返ってみれば硬く速いコース。全米オープンもそうだった」

全米アマ、全米学生、全米オープンの全米3冠はジャック・ニクラウス、タイガー・ウッズ(ともに米国)に次ぐ史上3人目と、レジェンドへの道を約束された男。マスターズ制覇となれば、ニクラウス、ウッズだけがたどってきた道をまた一歩進む。予選ラウンドは13年王者のアダム・スコット(オーストラリア)、今年2月のジェネシス招待優勝のマックス・ホーマ(米国)と同組で回る。

(串田孝義)

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