故・斉藤邦彦氏(元駐米大使)幅広い教養、不偏の世界観 - 日本経済新聞
/

この記事は会員限定です

故・斉藤邦彦氏(元駐米大使)幅広い教養、不偏の世界観

追想録

[有料会員限定]

1980年代半ば、日本と中国の原子力協定を巡る交渉が大詰めを迎えていた。原子力発電所を輸出したい通商産業省(現経済産業省)は締結に前のめり。外務省の方針を話し合う会議が開かれた。

条約局審議官だった斉藤邦彦氏は締結に強く反対した。「この問題にいちばん詳しい担当事務官がダメだと言っています」。事務次官は「だから、その理由は?」といらだったが、答えは同じだった。

丸投げ型だったわけではない。部下が的...

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

残り543文字

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

著名人のありし日を偲ぶコラム「追想録」の記事サイトです。故人の人となりや業績、逸話などを経験豊富な日経の編集委員や記者が振り返ります。

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません