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村井邦彦(作曲家) 私の履歴書(1)音楽を信じて

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民主主義とジャズは終戦後に進駐軍が初めて持ち込んだと思っている若い人もいるようだが、もちろんそうではない。民主主義もジャズも戦前から日本にあり、現代まで脈々と受け継がれている。

大正初期に生まれた父の村井正雄は大正デモクラシーの残り香を青春期にたっぷりと味わったモダンな人で、僕は大きな影響を受けた。

父は日本大学工学部で最先端の航空工学を学び、海軍機関学校を出て技術将校として飛行機の電子部門を担...

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村井邦彦

音楽の教科書に採用された「翼をください」や札幌五輪のテーマソング「虹と雪のバラード」をはじめ、「エメラルドの伝説」「夜と朝のあいだに」「或る日突然」「経験」などを作曲した村井邦彦さん。売れっ子作曲家として活動しながら音楽出版社アルファミュージックを設立。高校生だったユーミンこと荒井由実(現在は松任谷由実)さんを皮切りに、赤い鳥やガロを世に送り出します。さらにレコード会社のアルファレコードを旗揚げし、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)を世界的な成功に導きました。村井さんらが生み出した日本のシティポップは、近年世界的に再評価されています。

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