CO2貯留の切り札なるか レアアース研究から「有望地」
編集委員 久保田啓介
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火力発電所などが排出する二酸化炭素(CO2)を回収し、地下に封じ込める「炭素回収・貯留」。2050年の脱炭素の実現へカギを握るとされ、政府は技術開発を本格化させる方針だが、日本周辺に適地が見つかっているわけではない。そうしたなか有力な研究者が日本海沿岸に有望な地層があると唱えている。実現の可能性はどの程度あり、温暖化対策の救世主になるのか。
国内排出の数百~千年分以上の貯留能力
「北海道から山陰...

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