「人は投資に向いていない？」日経ニュースプラス9から

投資は「己」との戦いである――。よくある精神論に聞こえるかもしれないが、ここには一抹の真理がある。損失への過度の恐怖心や、無謀なリスクテークにつながる強欲は、投資の大きな落とし穴になりうるからだ。

経済コラムニストの大江英樹氏は「人間はそもそも投資に向いていない」と話す。多くの個人投資家と接してきた経験から、自然な感情にまかせて投資をすれば、失敗する懸念が強いという。そんな「己」を知り、「転ばぬ先のつえ」として役に立つのが行動経済学の知見だ。

BSテレ東「日経ニュースプラス9」では毎週金曜日、「マネーのまなびプラス9」のコーナーで、ゲストを招いて経済や資産運用の勘所を解説している。3回にわたった「行動経済学」シリーズでは、クイズをまじえて「損失回避性」や「参照点依存性」「時間割引」「双曲割引」といった、投資に役立つ経済行動学の基本を大江氏に分かりやすく、楽しく解きほぐしてもらった。

「己」という敵を克服するうえで、大江氏の軽妙な「講義」を生かしてもらいたい。

（編集委員　高井宏章）

「人はそもそも投資に向いていない？」（YouTubeにリンク）
https://youtu.be/4qdmBZUDTys

全3回のフルバージョンはテレ東BizのYouTubeチャンネルで視聴可能です。
①人は投資に向いてない？
https://www.youtube.com/watch?v=EYPTEOi7ABw

②自分の基準は信用できない？
https://www.youtube.com/watch?v=lgqzmLTA3sk

③「今すぐ」を我慢できない？
https://www.youtube.com/watch?v=TzFI3QYSmOQ

大江氏と編集委員高井宏章のライブ対談のアーカイブもあわせてご覧ください。
徹底解説！初心者を待つ投資の落とし穴（教えて大江さん&高井さん）
https://youtu.be/9zeSIVgFxag