亀田製菓、米菓を値上げ 「ハッピーターン」など25品目
米菓最大手の亀田製菓は31日、2023年1月出荷分から順次、米菓製品の一部を値上げすると発表した。対象は内容量を減らす実質値上げも含めて25商品。価格を改定する10商品の上げ幅は5~11%程度となる。コメや油脂などの原材料価格やエネルギーコスト、物流費の高騰などを反映する。

価格を改定するのは「ソフトサラダ」など10商品。内容量を減らすのは主力商品の「亀田の柿の種」や「ハッピーターン」を含む12商品で、内容量は5~13%程度の削減となる。「揚一番」など3商品は、価格改定と内容量変更の両方を実施する。
原材料やエネルギーコストは今後も上昇傾向が続くとみられ、「企業努力の範囲内では吸収できない状況となっている」(亀田製菓)として値上げに踏み切る。県内の米菓メーカーでは、岩塚製菓や三幸製菓、越後製菓も相次ぎ価格引き上げや実質値上げを実施している。