地域の人口どうなった? 名古屋市は初の転出超過

総務省が30日に発表した住民基本台帳にもとづく2022年の人口移動報告によると、東京都は転入者が転出者を上回る「転入超過」となりました。超過幅は3年ぶりに拡大しました。新型コロナウイルス禍ではテレワークの普及などを受けて都内から郊外へ転居する動きが広がりましたが、再び東京への人口集中が進んでいます。ほかの地域の状況をまとめました。
山梨、2年連続の転入超過
埼玉、千葉両県は東京都と同じく転入超過でしたが、転入超過数はいずれも21年よりも減りました。都内からの移住が一服しつつあることなどが要因とみられます。山梨県は2年連続の転入超過でした。
転出超過相次ぐ、静岡は拡大
名古屋市は外国人を含めた集計を始めた14年以降で初めての転出超過になりました。三大都市圏の一角を占める名古屋圏でも人口流出が起きています。大都市圏以外では転出超過が相次いでおり、静岡県などで転出超過数が21年を上回りました。