伊予鉄道、27年ぶりに電車運賃を値上げへ
伊予鉄グループ傘下で鉄道事業を手掛ける伊予鉄道(松山市)は30日、電車の上限運賃の値上げを国土交通省に申請したと発表した。認可が下りれば12月1日から全ての路線で初乗り運賃と区間運賃を10円引き上げる。消費税率の変更に伴う改定を除くと1994年以来27年ぶりの値上げとなる。
松山市駅から高浜駅や郡中港駅などの郊外に向けて走る電車は初乗り運賃を10円増の180円とし、各区間の運賃も10円引き上げる。現行で一律170円となっている松山市内中心部を走る路面電車の運賃も一律180円に値上げする。同社は値上げの理由を「電車輸送の安全確保とバリアフリー化への対応」と説明している。
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