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中国電力、滝本社長と清水会長が引責辞任 カルテル問題

(更新)

中国電力は30日、滝本夏彦社長(65)と清水希茂会長(71)が辞任すると発表した。6月開催の株主総会で退く。企業向けの電力供給を巡るカルテル問題で、公正取引委員会から707億円の課徴金納付命令を受け、引責辞任する。芦谷茂副社長(66)が代表権を持つ会長に、中川賢剛常務執行役員(61)が社長に就く。

滝本社長は30日開いた記者会見で「私自身を含め、一部に不適切なものがあった。全体として独占禁止法への抵触を疑われてもやむを得ない面があった」と認めた。

中国電力によると、滝本社長が常務執行役員を務めていた2018年1月に関西電力側に販売状況を伝えたことがあった。中国電の管理職らが入札辞退を求めるケースもあったという。

ただ、公取委と一部に見解の相違があるとして、取り消し訴訟の提起を検討していることも明らかにした。課徴金の対象となる売上高で食い違っているという。

◇中国電力

中川 賢剛氏(なかがわ・けんごう)85年(昭60年)東大工卒、中国電力入社。17年執行役員、21年常務執行役員。広島県出身。

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