群馬・太田市と大塚製薬、市民の健康増進で連携協定

群馬県太田市と大塚製薬は30日、市民の健康増進についての包括連携協定を結んだ。大塚製薬は医薬品のほか、スポーツ飲料の「ポカリスエット」や「カロリーメイト」などの事業も手掛ける。熱中症対策や高齢者のフレイル(虚弱)予防に関する市民への啓発活動、スポーツ栄養に関する情報提供に取り組む。
同日、大塚製薬の平内秀司・大宮支店長が太田市役所を訪れて清水聖義市長とともに協定の調印式を開いた。連携協定の主な内容は①市民の健康増進(とくに熱中症対策)、②スポーツの振興、③女性の活躍・健康、④健康経営の普及、⑤災害対策、の5項目。
太田市は男子プロバスケットボールリーグ1部(B1)の群馬クレインサンダーズの本拠地になるなど、スポーツを軸にしたまちづくりを進める。大塚製薬は市内の小中学校に熱中症対策の校内放送用CDを提供するほか、スポーツ指導者に最新のスポーツ栄養に関する情報を提供する。健康に関する各種のセミナーや研修会も開く予定だ。