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京急油壺マリンパークが閉館 半世紀の歴史に幕

京浜急行電鉄グループが運営する観光施設「京急油壺マリンパーク」(神奈川県三浦市)が30日、閉館した。半世紀以上にわたって三浦半島への観光誘客の拠点として幅広い客層に親しまれたが、老朽化などを理由に営業終了となった。京急は施設を閉館後、2025年度をメドに周辺の再開発を検討している。

30日は約5300人が来館した。同日夕のイルカ・アシカショーの最終公演ではすすり泣きながらショーの様子をカメラに収める人も多く、終了後に関係者が一礼すると、満員の客席から拍手が鳴り響いた。東京都内の50代男性は「幼少時から何度も来ていたので、最終日に駆けつけた。閉館はショック」。ガイドの仕事で訪れたという40代女性は「ショーを見て涙が出た」と名残を惜しんだ。

マリンパークは相模湾を望む三浦半島の先端部の高台に位置し、当時は東洋一とされた大回遊水槽などを有した施設として1968年に開業。葉山御用邸(同県葉山町)にも近く、皇族が非公式に訪れることも多かったという。81年には屋内でイルカなどのショーを観覧できる施設もオープンし、近年も週末を中心ににぎわいをみせた。建て替えの議論なども浮上したものの、京急電鉄は2021年5月に老朽化などを理由に閉館を決めたという。

決定後には閉館を惜しむ客の来訪が増加。新型コロナウイルスの影響で来場者を2500人に限定しているものの、駐車場や近隣の道路が慢性的な渋滞となった。

マリンパークによると、閉館後の動物らの移送先はすべて決まっているという。利用者の写真やエピソードを車内に掲示した京急線の列車「マリンパークギャラリー号」を運行するなどして往時を振り返るほか、オンラインを活用した情報発信なども進める方針という。

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