だし製造のフタバ、カフェやショップの複合施設

だし製造などのフタバ(新潟県三条市)は4日、食やものづくりを体験できる複合施設を開業する。ショップやカフェなどが一体となった施設で、ワークショップなども開催する。同社は業務用の商品が中心だが、一般向けに自社ブランドを発信する。

複合施設「ON THE UMAMI TSUBAME SANJO PORT」を、同社の中央研究所の敷地内に設けた。カフェではだしをはじめ、自社農園や地元の野菜、削りたてのかつお節などを使った料理を提供する。ショップでは、だしパックや炊き込みご飯のもとなどのほか、燕三条産の食器類なども販売する。
施設内では、かつお節の削り体験やだしの原料を自ら選んで作る「だしパックづくり体験」も開催する。施設の横にある野菜と魚を同時に育てる農法「アクアポニックス」を利用した農園も見学できる。開業に伴い、研究所内にだしの歴史や製造工程などを学べるミュージアムを整備した。