神奈川県の有効求人倍率、7月0.91倍に上昇
神奈川労働局が30日発表した7月の神奈川県内の有効求人倍率(季節調整値)は前月から0.01ポイント上昇し0.91倍となった。有効求人数が前月比で横ばいだった一方、有効求職者数が同1.4%減少したことで上昇した。新型コロナウイルス禍で、求職者の活動が停滞したという。
雇用情勢判断は「一部に弱さが残るものの、持ち直しに向けた動きが広がっている」とし前月の判断を据え置いた。
新規求人数(原数値)は前年同月比11.8%増だった。コロナの感染者数は高止まりしているが、観光・飲食業などで新規求人が増加した。同局はコロナ禍の影響が緩和し、求人の持ち直しが期待されるとした一方、物価高の動向には注視する必要があるとした。
就業地別の有効求人倍率は前月比0.01ポイント上昇し1.05倍だった。