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北関東3県で内定式 コロナ下で人材育成模索

北関東3県で2022年春に入社する新卒の内定式が1日、開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大がなお続いており、オンライン開催が相次いだが、通常の式を再開した地銀もあった。コロナ禍の中、各社は人材育成についても模索している。

めぶきフィナンシャルグループの常陽銀行はオンラインで内定式を開いた。秋野哲也取締役常務執行役員は水戸市の本店から内定者に「コンサル機能の発揮が私どもの仕事」と強調。「IT(情報技術)やDX(デジタルトランスフォーメーション)の知識習得にも挑戦してほしい」とメッセージを贈った。

同行は若手を含む行員がITの関連部署や企業に出向し、経験を積む仕組みを取り入れた。1日から一般職を総合職に一本化する人事制度に移行し、転勤のある総合職67人とエリア総合職13人を採用予定。横浜国立大学の畠山翔冴さん(21)は「事業承継の仕事に携わり、将来は会社の規模を大きくできる存在になりたい」と述べた。

同じグループの足利銀行は72人が自宅などからオンラインで内定式に参加。人事部の梶屋厚介次長は「まだ全員が一堂に集まったことがなく、入行後に心の支えとなる同期同士の絆を育めるよう機会を設けたい」という。

鈴木栄介取締役専務執行役員は「足利銀行も客や地域のために殻を破る年になる」と話し、「ニューノーマルの時代、多様化するニーズに対応できるよう自分で考えてチャレンジする姿勢を大切にしてほしい」と激励した。

栃木銀行は初めて内定式をオンラインで開催し、県外も含め60人の内定者が参加した。石渡教夫人事部長は「自分で考えて行動する先に地域課題の解決がある」とし、「常に自分自身をアップデートしてほしい」と話した。内定者の大野雅浩さん(22)は「まちづくりなど地域の発展に貢献したい」と意気込んだ。

栃木銀では内定者がオンラインで参加するセミナーの回数を昨年の2倍に増やす。人事部の国府田美香氏は「21年春に入社した行員から同期のつながりを深めたかったという声があった」といい、グループワークなどを多く取り入れる考えだ。コロナの感染状況によるが、12月には全員が集まる機会も設けたいという。

一方、2年ぶりに内定式を通常開催したのは群馬銀行。昨年はオンラインだった。高崎市内の大型コンベンション施設「Gメッセ群馬」で開いた。内定者82人のうち80人が参加。深井彰彦頭取は式辞で「新型コロナ禍は改革を進める絶好のチャンス」と述べ、「失敗を恐れずチャレンジしてほしい」と内定者に激励の言葉を贈った。

内定式を対面形式で行った理由を人事部の石川剛志氏は「群馬銀行に対する帰属意識や同期との仲間意識を醸成するため」と話す。入社前の研修を実地でやるかは検討中だという。内定者の石川恵実里さん(22)は「地域の人に寄り添い、良い提案ができる銀行員になりたい」と意気込みを語った。

ケーズホールディングスはオンライン中心の内定式を開催。水戸市の本社に出席した2人と、オンラインで32人の学生が参加した。巣ごもり需要を支えに2021年3月期に大幅な増収増益となった同社は21年春を上回る新卒を22年春に採用予定。平本忠社長は式の終了後に「ゲームやアニメに興味を持つ学生が多く仕事に生かしてほしい」とし「協調性は重要。チームワークを発揮してほしい」と続けた。

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