新規感染者の9%、ワクチン接種後に感染 東京・港区調べ
東京都港区のみなと保健所は6月16日から7月21日に届け出のあった新型コロナウイルス感染者1478人のうち、9%にあたる131人がワクチン接種後の感染だったとの調査結果をまとめた。このうち、8割は1回目の接種後に感染していた。区は「十分な感染予防効果を得るには2回目の接種から2週間程度かかる。マスク着用や手指消毒を怠らないでほしい」としている。

131人の接種後の感染者のうち、111人(8%)が1回目の接種後、20人(1%)は2回目の接種後の感染だった。年代別では30代が31人と最も多く、40代の27人、20代の24人が続いた。感染経路が判明したケースでは「1回目の職域接種後に会食した会社員や家族内感染が目立った」(みなと保健所の松本加代所長)。
1回の接種だけで安心してしまう人もいるとみて、保健所は接種後も感染予防が必要なことを注意喚起するリーフレットを作成し、ホームページにも掲載した。松本所長は「自由にダウンロードして接種後に配布するなど活用してもらえれば」と話している。

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