新潟県、クラダシと連携協定 食品ロス削減など - 日本経済新聞
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新潟県、クラダシと連携協定 食品ロス削減など

新潟県と食品ロス削減を目指すウェブサイトを運営するクラダシ(東京・品川)は31日、県内で企業から発生する食品ロス削減に向けた連携協定を結んだ。新潟には米菓や切り餅など全国トップシェアを持つ食品メーカーが多数ある。通常の流通経路で販売できなくなった食品の活用促進などを進める。

賞味期限間近の食品や規格外・印字ミスなど未利用食品の割引販売で連携する。クラダシの賛同メーカーは920社だが県内企業は阿部幸製菓、みゆき堂本舗、高野酒造、たいまつ食品など8社にとどまっている。県は県内企業や県民への周知・活用促進で協力する。

花角英世知事と関藤竜也社長が同日、新潟県庁で協定書に署名した。生産現場での食品ロス削減を目的に学生が1次産品の収穫を支援する社会貢献型インターンシップでも連携。学生の派遣費用はクラダシが負担する。関藤社長は「高齢化に伴う人手不足による収穫残が今後出てくる。学生に来てもらって困りごとの手助けもしていきたい」と説明した。

また、クラダシが運営するオンラインマッチングシステムを通じたフードバンクへの食品の無料提供支援でも協力する。花角知事は「新潟県の食品事業者とのマッチングに加え、さらなる社会貢献につなげていきたい」と述べた。県内では年間約9万トンの食品ロスが発生しているとされ、県は28日に新潟県食品ロス削減推進計画を策定した。クラダシは同日、新潟市とも食品ロス削減に向けた連携協定を結んだ。

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