秋田内陸線オンラインツアー 40年の鉄道ファン企画
第三セクターの秋田内陸縦貫鉄道(秋田県北秋田市)は8日からオンラインツアーを4回実施する。鉄道ファン歴40年のプロの添乗員が企画・ガイドする。車窓から見る四季折々の景色のほか、世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つ、伊勢堂岱遺跡(同)など最新の話題を盛り込む。

約1時間のツアー後半で秋田内陸線の本社や車両基地がある阿仁合駅からライブ中継する。近隣の森を背にスタッフが中継で話したり参加者の質問に答えたりする。

添乗員はネット広告、学びing(千葉県成田市)の斉藤常治社長が務める。国内旅行業務取扱管理者や旅程管理主任者の資格を持つ。2020年7月から能代市地域おこし協力隊員になり、今春からは秋田内陸線のオンラインツアーに助言している。
ツアーは8、22日に加え、9月12、26日に実施。参加料は税込み1500円で、旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)、ガイアックス(東京・千代田)が運営する地域体験の仲介サイト「TABICA」などで申し込める。沿線の魅力を発信し、コロナ禍後の乗車につなげる狙いだ。